2016年12月06日
看護師には、民間病院と国立病院で勤務している方がいます。どちらのが給料が高いかと言いますと、民間病院となります。ただ、国立病院で働く方は夜勤業務が少ない傾向にありますので、その分民間病院よりも給料が低くなってしまっているだけであります。国立病院で働く看護師は準公務員という地位にありますので、福利厚生が民間病院よりも手厚くなっています。
準公務員は厳密的には公務員ではないですが、待遇面ではほぼ公務員と同程度の扱いとなりますので、かなり魅力ある待遇となっています。しかも、公務員は働き始めは年収が低いですが、勤続年数が長くなればなるほど年収が高くなります。その一方、民間病院では中々年収が上がる事はなくいずれ年収も頭打ちになってしまいます。それを考えますと、病院は民間ではなく国立の病院の方がトータル年収は上となります。
今の時代、賞与や昇給、退職金、社会保障などの福利厚生は民間よりも公務員の方が断然優遇されていますので、長い目で見れば公務員での地位として働く方が結果として年収は高くなります。国立の病院で働く看護師は公務員と同程度の待遇で働く事ができる分、民間病院で働く人達と勤続年数が長くなればなるほど、その年収の開きも大きくなっていきます。